大藪きよか|TOEFL iBT 85→105点


TOEFL勉強会へメッセージ

勉強会に参加している中で、私にとって最も大きかったのは、間違いなく勉強会メンバーの存在です。勉強会に参加するまでは、「勉強は1人でするもの」、「お互いに切磋琢磨するなんて所詮は綺麗事に過ぎない」と思っていました。でもここで、たくさんの情熱あるメンバーに出会い、それぞれが全く違う生活を送りながら自分の夢を追いかける姿を見て、私はいつも刺激を受けてばかりでした。初めて勉強会に参加した時、私の背中を押してくださったのは、勉強会の先輩でした。全員が急に静かになって、当時の私には全く理解できない単語の意味をひたすら書き続ける姿に、ただただ圧倒されていました。しかも、どの人もとても熱い想いを持っていらっしゃることが、初めてお会いした瞬間から伝わってきました。「なんやここは…」そんな感じだった私ですが、「何となくやっていけそうな感じがするよ」と先輩メンバーが言ってくださった一言が大きな一押しとなり、まあまあ単純な私は覚悟を決めてやってみることにしました。いつの間にか1年近く勉強会に参加させてもらうことになりましたが、その間にたくさんのメンバーが出入りしていくのを見てきました。それぞれにそれぞれのストーリーがあり、今まで私が全く持っていなかった世界や価値観を知ったことで、私自身の人生観も大きく変わりました。今までは、自分が努力することには意識が向いていましたが、それ以上は何もありませんでした。そんな私が、「自分の経験や学んだことを周囲に還元できてこそ、価値が生まれる」ということに気づくことができたのは、皆さん自身が私に教えてくださったからです。こんな私ですが、もし少しでも皆さんにパワーを送れていたとしたら、それ以上に嬉しいことはありません。どんな時でも、周囲をポジティブにできるような人を目指して、これからも全力で生きていきたいと思います。ここでの全ての出会いに心から感謝しています。
 


 

 

わたしのTOEFL勉強会

TOEFL勉強会ですから、TOEFLに取り組むことはもちろんなのですが、それ以上に、自分の人生と真剣に向き合うことができたことが、私にとっては本当に意味のあることでした。勉強会でなくてもTOEFLの勉強はできたかもしれませんが(もっと効率が悪いとは思いますが)、もしスコアが出てもそこで終わってしまっていただろうと思います。TOEFLは能力試験ですので、スコアを持っていないとどうすることもできません。しかしそれと同時に、スコアが出たからといってどうなるわけでもなく、あくまでツールに過ぎません。TOEFLの先に何を追い求めるのかを常に考えながら取り組むことで、スコア自体も初めて意味を持つのだと思います。勉強会が最も重視しているプロセスがそこです。私は今まで、何でもそこそこはできるけれどこれといって具体的な将来の目標がない という一番タチの悪い感じで、それを考えること自体を避けてきました。何かが特別にひどいわけでもないので、そんなに必死になって取り組まなくてもまぁやり過ごせるという感じの。ですから、自分自身に目を向けて真剣に考えること自体が、正直とても辛いことでした。自分から逃げてはいけないとわかっていながら、夢を持ってそれを追い求めている人を羨ましく思ったこともありました。しかし、焦って考えたからといって、急に目標が見つかるものでもありませんし、そもそもやったことがないものは、自分がやりたいことなのかどうかわかるはずがありません。何よりも大切なのは「行動力」!これは、私が勉強会で得た最大で最強の武器です。自分がやってみたいこと、興味のあることに出会った時、実際に行動するかしないかが、大きな違いを生みます。一つ一つは仮に小さな選択だったとしても、その積み重ねが人生を左右する決断に結びつきます。やらないで後悔するより、やって後悔する方が良い…といったことはよく耳にしますが、実際にそれを実践しているロールモデルが身近にいなければ、なかなかどうしたら良いのかわからないものです。 しかし、佐々木さんはそんな私の背中をそっと押すのではなく、何度も突き飛ばしてくださいました。 最初はブッとび過ぎていて私には理解できませんでしたが、佐々木さんのエネルギーに満ち溢れた生き方、そして、勉強会の卒業生の信じられないほどの行動力と活躍ぶりに日々触れるうちに、いつの間にか私の中の考え方のベースも大きく変わっていったようです。今 では、 これから多くの変化が訪れることが楽しみで仕方ありませんし、自分からどんどん変化を起こしていきたいという気持ちでいっぱいです。 これは、ただ向こう見ずに好き勝手にするということではありません。行動力を備えるためには、それ相応のエネルギーが必要ですし、自分の中にベースとなる部分がなければ軸がブレブレになってしまいます。そこで大切になってくるのが、圧倒的な情報と学習の量です。勉強会で取り組む内容は、このベースの部分だと思っています。卒業生がみんなそれぞれのエリアで活躍されているのも、ある意味このベースがしっかりしているので当然のことと言えるかもしれません。「桁違いの行動力と、それを裏付けるだけの積み重ね」それが、私がここで学んだ財産です。これからも、自分がワクワクできる生き方を選ぶこと、そして壁を乗り越えて新しい世界を見ることを、楽しめるだけの度胸を持った人間を目指します。
 

(追記)

今まで、こんなに日曜日を心待ちにしたことはありません!TOEFL勉強会に参加するまで、日曜日というのは、夜になると「あーまた明日から学校や。めんどくさ...」という気分になる曜日でしかありませんでした。それが一瞬のうちに、私にとって1週間で最も重要な、そしてワクワクする日になりました。TOEFL勉強会メンバーとお会いできることが、知らず知らずのうちに、私の大きな原動力になっていたんですね。おそらく、TOEFL勉強会以外のところで、自分のことを真剣に考えてくれる人はいるでしょう。でも、多様な人生・バックグラウンドを持ちながらも、TOEFLという1つの目標を共有し、ここまで常にお互いを高め合えるコミュニティは、間違いなくTOEFL勉強会だけです!TOEFLに関してはもちろんですが、1人の人間として、自分自身を真剣に見つめ、成長できる環境が、ここにはあります。勉強会メンバーが集まる空間は、とにかくものすごいエネルギーに満ちあふれています。そして、そのエネルギーは、1人1人がそれに見合うだけの努力をしているからこそだと、私は思っています。初めて勉強会に来た時、今まで私が見たこともないくらい真剣に取り組む皆さんの姿を見て、衝撃を受けました。それ以来、私もTOEFL勉強会の一員として、皆さんみたいにパワーを発信できる人になりたい! という一心で、ただひたすら上を目指して頑張ることができました。もともと私は、真剣にやるときは一人でやりたいタイプで、「仲間と一緒に頑張る」なんて、綺麗事に過ぎないと思っていました。結局最後は自分自身との闘いなのに...と。しかし、今考えてみれば、そんな私の考えはまだまだ甘いものでした。もちろん、最後は自分自身との闘いであるということに、間違いはありません。人生においてもそうですし、TOEFLの試験においても正しくそうです。でも、忙しい毎日に追われていると、自分でも気づかないうちに、自分自身の限界を作ってしまっていることもあるかもしれません。そして、いくら自分ではベストを尽くしているつもりでも、生きている以上、誰しも多少の浮き沈みはあります。そんな時、何よりも力になってくれる存在こそが、同じ目標を共有する仲間だと思っています。自分1人におけるベストに比べ、仲間の存在があってのベストは、もう比べ物にならないほど高いものです。仲間の存在がなければ見えてこなかった世界や、得られなかった価値観というものが、必ずあると思っています。ですから、この環境、そして勉強会メンバーの皆さんに巡り会えたことに、ただただ感謝するばかりです!
 

Q】初めて勉強会に参加した時はどうでしたか。

わけのわからない難しい単語の意味を書き続けている先輩たちを目の当たりにして、「何やこれは…」それだけでした。笑。でもなぜか、全く苦痛には感じませんでした。すごいのだけれど、それを全くひけらかすことなく、皆さんが自分の夢に向かって謙虚に取り組まれていることが伝わってきました。また、皆さんの熱い想いに押され、私も絶対にここで頑張るんだ!という気持ちになりました。
 

QTOEFL勉強会を選んだ理由は何ですか?

出会ったきっかけは、先にも書いたように、学校のTOEFL対策の授業の抽選に漏れたことです。そして、大手の教室などはどこも高額で、無駄な時間が多いと感じたので、よくわからなかったものの、好奇心だけで申し込みさせていただきました。そんな奴を拾っていただけて、本当に感謝しています。笑。 最大の魅力は、TOEFLをゴールとして捉えるのではなく、自分の夢や目標を達成するための必要最低限の手段と捉え、TOEFLスコアのその先を大事にしている点です。 目的がはっきりしているからこそ、結果的に肝心のTOEFLにも、さらに熱意を持って取り組むことができます。また、今までのたくさんの先輩方の経験や積み重ねがあることも、とても心強かったです。辞めずに継続できたのは、単なる私の負けん気かもしれません笑。もともと負けず嫌いなので、途中で投げ出すことだけは絶対にしたくありませんでした。でも、もし一人で頑張っているだけだったら、きっとその意識も薄らいでいたでしょう。他のメンバーの皆さんから刺激を受け、また私にも常に意識を向けてくださったおかげで、必然的に言い訳が効かない状況を作り出してもらっていたんだな と思っています。
 

Q】スコア達成を確認した時の様子、教えて下さい。

あんまり気にしてない…なんて言いつつ、テスト1週間後くらいから、まだETSからメールが届いていないにも関わらず何度もマイページを確認しては、そりゃまだスコア表示されてないよなというのを繰り返していました。笑。夢にもスコア画面が出てきました(127点という謎の点数でしたw)。きっとどこかでは、早くスコアを達成したくて仕方がなかったのだと思います。だから、自分が想像していた以上にとても嬉しかったですし、またここからが勝負だという覚悟で、身が引き締まる思いでした。目標スコアを達成したらそれで終わりではなく、そこからが真価の問われるところであると意識させてくれたのは、勉強会だからこそですね。
 

Q】達成した今言える、「凹んでいた過去のあの時の自分」に声をかけるとしたら、何と声をかけますか。

私は逆に、もうちょっと凹んだら?と言いたいです。笑。一回スコアが上がってから、またしばらく下がってしまった期間があったにも関わらず、なぜかそんなに気にしていませんでした。今思えば、自分でそれまでの目標スコアを引き上げたくせに、なんやかんや言い訳をつけて、まぁいいかと逃げようとしていたのだと思います。一応以前の目標スコアはクリアしていたので、そこで辞めることもできたはずですが、そこで私を我に返らせてくださったのは、やっぱり佐々木さんでした。私の負けず嫌いな性格を知ってか、何を甘えているんや、なんで逃げてるんや、とまあまあボロカスに言われました(といってもまだまだ優しいほうだと思いますがw)。そこで私は、 まんまと佐々木さんの作戦に引っかかって (というのは冗談ですが)、なんとしてでも自分で決めた目標スコアを達成して卒業してやる!という気持ちになって頑張ることができました。TOEFL以外の場面でも、自分では気づかないうちに、何かと言い訳をつけて逃げることもきっとあるでしょう。でも、仮に周りの人をごまかせたとしても、自分だけはごまかすことができません。たとえ格好悪かったとしても、絶対に必死に食らいつくことだけは忘れてはいけません。それに、それは何も格好悪いことではありません。
 

Q】勉強会での忘れられない言葉。

いっぱいあり過ぎて選べなかったので、全部書いてしまいます。笑
 
「社会の歯車ではなくエンジンになる。価値を生産し続ける。」
 
「前半主義」 どんなことでも先をいっている人は先に始めただけにすぎません。でも、そこが難しいんです。私はもともと、お尻に火がつかないと本気を出さないタイプで、そこだけは特に徹底して意識づけさせてくださいました。勉強会のおかげで、これでも私なりにはだいぶんマシになったほうですが、今でもまだまだ足りていません。今までも、そして今後も、私の一番の課題だと思っています。必ず修正します。
 
「矢印が自分にしか向いていない人はつまらない。
 他人をサポートすることにフォーカスした人から上に行く。
 人の流れ、金銭的なサポートなど、すべてを巻き込んで、
 その人がいないとうまく回らない という存在になる。
 自分の目標と周りの目標をリンクさせる」
 
「ロケットも、発射するときに最もたくさんのパーツとエネルギーが必要」=(一歩踏み出すことが実は一番大変だが、踏み出してしまえば意外とうまくいく)
「移動した距離に比例してリアリティのスケールが大きくなる」
「完璧な状態を待ってから行動するのではなく、��りあえず一歩踏み込んでみる(Apple社などのアップデートと一緒)」
「居心地の良い場所がベストだとは限らない」
「生産性が高い人は、時間のスペースがある」
「選択に迷うのは、情報とリアリティが足りないだけ」
「人を羨ましいと思うなら、その人以上にやってみる」
 

Q】大切な10年後の自分にメッセージ!

10年後…30前かもういい歳ですね。笑。今の自分が、自分が小さいときにイメージしていたようなお姉さんではないように、10年後もきっとあっという間なんだと思います。でも、そのあっという間の期間をどう過ごすかは、私次第です。10年後何をしているか、今の私には全く想像がつきません。そして、簡単に想像がつくようなことをしていて欲しくはありません。予想の遥か上をいっていることを期待しています。そのためには、相当の覚悟と勇気、そして努力が必要です。今の私以上に、ワクワクした人生を送れていますか?変化を恐れず楽しんでいますか?自分の人生を生きられていますか?自分の価値を社会に還元できていますか?今ずっと積み重ねている無数の点が線になって、私だけのストーリーを描けますように。
 


 

 
 

これからTOEFLを頑張る皆さんへメッセージ

私が勉強会に入ったきっかけは、学校のTOEFL対策の授業の抽選に漏れたことでした。留学プログラムだけはたくさん持っているのに、それに必要なTOEFLは勉強させてくれないのかと少し憤りを感じていた時期でした。ですから、決してルンルンして勉強会にお世話になることにしたわけではなく、どちらかというと(言い方は悪いですが)仕方なく学校外のところで勉強することにした という感じです。もちろんやる気は満々でしたが笑。しかし、今となっては、あの時抽選に外れて本当に良かったと思っています。負け惜しみではなく、本心から。もし抽選に漏れずにTOEFL対策の授業を履修できていたとしたら、今頃は勉強会の存在すらも知らなかったでしょう。結果論ですが、いろいろな巡り合わせが重なったおかげで、今の私があると思っています。本当に、世の中何が起こるかわかりません笑。有名なSteve Jobsのスピーチに「人生は後から振り返った時に、無数の点が結びついて線になっていることに気づく」という内容のものがありますが、まさにその通りだと思います。私が伝えたいことは、今勉強会で頑張っている皆さん、そしてこれから勉強会で頑張りたいと思っている皆さんにとって、この出会いが重要なチャンスだということです。私は何も、勉強会で頑張ることだけが唯一の選択肢であると言いたいわけではなく、少なくとも私にとっては、この出会いが大きな意味を持つものだったということをお伝えしたいのです。人によって、その人に適したアプローチの方法は様々だと思いますが、もし勉強会で頑張ることを決めたのなら、何としてでもやりきってください。自分が成長している間は、それに気づかないものです。というよりも、「自分は成長するために〇〇を頑張っている…」なんて、本当にがむしゃらにやっている時は考えるはずがありません。でもその積み重ねが、皆さんの中に大きな変化をもたらすはずです。後から勉強会で過ごした毎日を振り返った時には、きっと自分が頑張って良かったと思えるはずです。その日を信じて、今の自分にできることを精一杯頑張ってください。そして、壁を乗り越えることすらも楽しめるくらいのドカンとした人になってください。私でもできたのですから、必ずできるはずです!もう1つ心に留めておかなければいけないことは、TOEFLに費やす時間は、他のことを犠牲にしているということです。TOEFLを勉強すること自体は、それだけとってみれば何の悪いところもありません。でも、その時間を、自分の専門分野に使えるかもしれない、もっとたくさんの人に出会うことに使えるかもしれない…と考えたなら、ウカウカはしていられません。もちろん、TOEFLに専念している期間は、余計なことを考えずにしっかりと集中することが大切です。でも、TOEFLはあくまでツールだということだけは意識して、できるだけ早くスコアを達成してくださいね。
 


 

 
 

TOEFL勉強方法について

【 過去のスコア変遷 】

2016/06/04 R18, L28, S18, W21, total 85
2016/08/06 R24, L28, S18, W24, total 94
2016/10/29 R28, L25, S20, W27, total 100
2016/11/13 R25, L22, S19, W25, total 91
2016/12/03 R25, L27, S18, W26, total 96
2016/00/00 R28, L27, S23, W27, total 105
【 勉強会在籍期間】 20164月 ~ 20173
【 平日の学習時間】4時間
【 休みの学習時間】6時間
【 1番勉強した時間】12時間
 

[ ヴォキャブラリー ]

私が入会したのは、ちょうど4月の後半だったので、その後のゴールデンウィークは、祖父母の家に滞在していたのに1日中単語の本にかじりついていました。あんまり私がそればかりやっているので、祖父母もどうかしたのではないかと思っていたようですが笑今となっては強力なサポーターで、しばしば応援メッセージや連絡をくれます。ヴォキャブラリーは、最初は知らない単語ばかりで、正直どうなることかと思いました。中学からずっとエスカレーター式で大学まで来た私は、「単語を覚える」ということをほとんどしたことがなく、意味をそのまま詰め込む方法なんて間違っていると勝手に決めつけていました(多分ただ単に面倒だっただけですが笑)。それでも、これが基本中の基本で、単語が頭に入れば大きく変わるから とおっしゃっていたのを信じて、ひたすら取り組んだのを覚えています。私が驚いたのは、初めて受けたTOEFLのテストの時。その時はまだヴォキャブラリーが終わってやっとreadingに入ったところだったのですが、試験問題を進めると、「あ!本に出て来た」「うわ、これもや」「また覚えた単語や」「どれだけ出てくんねん」という感じで、私が時間をかけて覚えた単語が次から次に出て来ました。もし何も単語の勉強をせずに受けていたとしたら…何に関する問題かすら理解できなかったでしょう。TOEFLは、海外の学校でもやっていけるか能力を備えているかを図るための試験です。ですから当然、普段の会話では使わないようなアカデミックな分野の単語もたくさん出て来ます。日常会話では使わないからといって、ただTOEFLのためだけに丸暗記するのではありません。海外で学びたいのなら、最低限知っておくべき単語ばかりです。そして、学校の課題をする時にも、以前はちょっと進んでは辞書を引いて、またすぐわからない単語で辞書を引いて…という感じでなかなか進みませんでしたが、それが格段に早くなりました。今では、大体の文章は辞書なしでも読めるようになりました。変化を感じれば、だんだん勉強することも楽しくなってきます。私が後悔していることは、一度しっかり覚えたのに、時間が経つとまた忘れてしまい、完璧な状態を保てなかったことです。自分が忘れた単語が、いつ本番に出てきてもおかしくありません。一度覚えても、必ず!!!継続して確認してください。単語を知っていれば、それだけで大きな武器になりますが、逆に忘れてしまったら何の使い物にもなりません。小さな詰めの甘さが、大きな問題になることも十分にありえます。私も、今後も継続して忘れないようにしていかないといけません。
 

[ リーディング ] 18 → 28

私はもともと、日本語でも読むスピードが遅かったため、英語でのreadingなんて苦痛で仕方ありませんでした。何よりも大切なことは、「1つ1つの単語や文構造に固執せずに、全体を理解する力を身につけること」だと思います。そのためには、量をこなすのと同時に、文そのものへこだわりすぎる癖を捨てなければいけません。真剣に読もうとすると、どうしても目が近くなって、視野が狭くなりがちです。私も以前はそうなって、いつも時間オーバーになっていました。ところが、次第に試験の時も時間が余るようになっていきました。私が意識したことはただ1つ、「椅子にドカッと腰掛けて、遠くから画面全体を眺めて、さぁかかってこい!という感じで読んだ」それだけです。そうした時に、自分でもビックリするくらい、内容がスラスラ頭に入ってきました。とはいっても、最終的にそうできたのは、それまでに量を積み重ねていたからであることは間違いありませんが。あと、readingの問題を解いている間は、「頭の中で音読をしない」ことです。解き終わってから音読をすることは大変効果的ですので、これは徹底してスピードを求める必要がありますが、問題を解いている途中で文字を追ってしまうと、必然的にかなり時間のロスになってしまいます。自分でも意識していなかったのですが、ある時急に、声を出したり口を動かしたりはしていなくても、頭の中で一字一句漏らさず読んでしまっていることに気づきました。そうではなく、全体像を捉えてスピード感を持って読むことが重要です。簡単な前置詞や、明らかに固有名詞の説明である部分などは、問題を解く時は読み飛ばしていても全く支障はありません。もし、どうしても読むスピードが上がらないと悩んでいらっしゃる方がいれば、無意識に全ての単語を文字通り読み込んでいないか考えてみてください。量をこなして慣れていけば、自然と必要な部分だけを追って読み進めることができるようになるはずです。
    

[ リスニング ] 22 → 28

listeningに関して大切なことは、「実際の会話や授業の風景をイメージする」ことです。ここでも、聞き取らなければと意識すればするほど、言葉1つ1つにばかり注意が向いてしまって、最終的に何を話していたのかわからなくなってしまいます。学校の授業や、聴きに行ったセミナーなどで、全て英語でのレクチャーを受ける機会がありましたが、実際に話者を前にして普通の講義として話を聞くと、全く困ることはありません。そこである時私は、これをlistening問題だと意識して聞いてみたらどうなるんだろう?と考えて、自分でモードを変えて聞いてみたところ、途端に内容が何も入ってこなくなりました。つまり、「言葉を聞き取る」のではなく「内容を聞く」ことが大切です。listeningは特に、実際に耳を慣らすことで大きく変わります。私は、最初は普通のスピードでやる時もありますが、できるだけ速いスピードの音源を聴くようにしていました。そうすると、普通のスピードが難なく聞き取れるようになります。何度か同じ問題をやる場合は、絶対にスピードを上げて聴くことをお勧めします。TOEFLを勉強している間に、何度か学校の授業やプログラムで海外に行く機会がありましたが、やはり帰国後は聞き取りやすさが格段にUPしました。可能であれば、実際に英語しか使わない環境に身を置くことが何よりも効率的です。自分への投資だと思って、ぜひ実践してください。(もちろんここでも、日頃の積み重ねがものを言いますが)
    

[ スピーキング ] 18 → 23

speakingは、私が一番苦労したセクションです。そんなに嫌いではなかったのですが、なかなか思うように結果が出ませんでした。今思えば、英語云々の問題ではなく、話し方、すぐに内容を構成する頭のキレなど、英語以外の部分での問題が重要度を占めていた気がします。大切なことは3つです。【 1つ目は、「たとえ自信がなくても自信がありそうに話す」ことです。】 私がTOEFLを受け始めた頃は、たどたどしい解答を周りの人に聞かれるのが何となく恥ずかしかったのか、自信のなさから声が小さくなったのか、ボソボソ話していた気がします。たしかに気持ちはわかるのですが、そこでそんな気持ちで臨んでいては話になりません。それに、周りの人なんて知らない人ばかりですし、仮に知っている人がいたとしても何も恥じることはありません。ボソボソとみっともない解答をしている方が、ハッキリ言って恥ずかしいです。勉強会の先輩が「最後にスコアをクリアした時は、部屋中自分の解答を聞け くらいの気持ちで話していた」と言っていたのを思い出し、その意識で臨んでみると、思った以上にしっかり話すことができました。【 2つ目は、スピードと間合いです。】自分では普通に乗っているつもりでも、考えながら話していると、どうしてもスピードが遅くなり、抑揚がなくなったり変な間合いができたりしています。それを修正するのに役立つのが、speakingレッスンを録音して、しっかり復習することです。自分が話しているのを聴くことは、決して楽しいことではありませんが、そこから逃げていてはいけません。私は、入会してすぐの時期に、レッスンを録音するといいよ と聞いていたのにも関わらず、そんなことすっかり忘れて長い間やっていませんでした。どうしてもっと早くからやっておかなかったのだろうと、とても後悔しています。自分のspeakingを聞いてみると、先生に指摘していただいたことがどういうことなのか、本当によくわかります。私の場合、とにかく抑揚がなくてスピード感が足りなかったので、そこを意識して臨んだ結果、以前よりはスコアも上がりました。きっと、話している内容自体はそんなに変わらなかったと思いますが、話し方だけでもこんなに変わるのか ととても驚きました。せっかくspeakingをするのなら、内容だけでなく話し方を意識しないともったいない!「スピード」「抑揚」「間合い」をしっかり意識してください。自然に話せるようになるには、とにかく話す機会を増やすことしかありません!普段の会話や、勉強会の時などにも、英語で会話してみるのも良いかもしれません。【 3つ目は、「常にいつも本当のことを話さなければならないわけではない」】ということです(少しずるいかもしれませんが、そこは試験問題として割り切って良いと思います)。特にpart 1,2,5では、自分の本心を話そうとすると、なかなか難しい話になってしまう時もあります。そんな時は、制限時間の中に収めやすく話しやすいストーリーを作る必要があります。自分は同意しない選択肢・意見であったとしても、そちらの方が理由をつけて話しやすいのなら、それを選ぶことは何も悪いことではありません。TOEFLspeakingは、受験者の個人的な意見で評価される訳ではないですので。特にpart1は、どんなことを聞かれても、何について話すか決めておくのも手だ と聞きました。例えば、何か自分の趣味があれば、どんな問題が出てもそれに関連付けて話すとか。私はそこまでできませんでしたが、解答を考える時間に何を話すか思いつくだけで終わってしまうという人は、試してみる価値があると思います。
    

[ ライティング ] 21 → 27

writingに必要なことは、なんと言っても正確さです。まず、「スペルミスや動詞の活用の間違いは問題外」です。内容以前に、基礎の基礎ができていないと話になりませんので、細かいミスを犯さないよう、心して書いてください。writingは、コツさえつかめば点数が上がりやすく、最も安定しやすいパートです。TOEFLwritingは、テンプレートがしっかりとありますので、自分の使いやすいものをスラスラ書けるまで覚え切ってください。このテンプレート自体、アカデミックな言い回しや接続詞をしっかり含んでいるので、丸暗記しても何もズルいことはありません。(※注意!!!最近は、テスト画面に 暗記したまま書かないこと という表示が出てくるので、明らかに内容と合っていない場合は、覚えたまま書くのはNGです。とは言っても、大幅に変えなければいけないことは一度もありませんでしたので安心してください。)Integrated taskは、パッセージ内容とリスニングが結び付けられれば、もはや何も考える必要もありません。そのためには、リスニングが始まる前に、パッセージは必ず読み終えましょう。そして、リスニングの中で、パッセージと同じ内容は書き留めると時間の無駄なので、いかに講義内容がパッセージと違うか?ということをキーワードでメモしましょう。speakingに使えそうな説明や言い回しがあれば、できるだけメモしておくと、実際に書くときにとてもスムーズです。あとは、パッセージとリスニングをただ比較して書き続けるだけです。テンプレートがしっかりありますので、それを丸暗記してしまって大丈夫です。tell, argue, state, show, explain…refute, challenge, cast doubt on, be in contradiction to…など、同じ意味を表す言葉でも、違う言い方をすることを忘れずに!Independent taskでは、文字数もたしかに大事ですが、基準となる文字数を超えてさえいれば、ただ長く書けば良いというものではありません。自分がそれを初めて読む側になったとしたらどうか?それを常に考えながら書いてください。TOEFLの問題のために無理やり書くのではありません。あくまで、相手に読んでもらいたい、説得したい、ということを考えてください。まずはじめに自分の意見に対する理由を2つ確立し(なるべく似ていないものを2つ考えた方が、後々書きやすいと思います)、後はそれぞれのパラグラフに「実体験・具体例」を必ず入れてください!!!オリジナル過ぎるくらいの方が、TOEFLwritingには適しています。自分にしか書けない内容が、説得力を持ちます。
   

[ 試験一週間前/また前日のスケジュール等 ]

私はあえて、何も特別なことをしないようにしていました。気合を入れ過ぎると空回りしてしまいますので、普通にするのが1番です。試験日が近付いて、どうしようどうしようと思っている時点でもう負けていますから、そこは「かかってこい!」とドンと構えるしかありません。焦ったところでどうしようもありませんし、そんなことをしている間に勉強できます。TOEFLの試験問題のために、私たちは必死に食らいついて解答しているわけではありません。私のイメージでは、「TOEFLの問題が、英語で読む・書く・話す・書くためのネタを提供してくれている」くらいの心意気でやっていました。それが良いのかどうかはわかりませんが、少なくとも私にはそれが1番向いていました。問題のためと思って取り組むと、どうしてもそこばかりに執着してしまいがちです。大切なのは、「TOEFLの問題の中で扱われる講義内容や状況を、素直に「ふぅん」と思って楽しむ」ことです。それさえできれば、試験問題なんて何も怖くありません!
   

[ 試験中]

とにかく、もし少々わからないところがあったとしても、いちいち立ち止まらないこと!もうそれは仕方がありません 開き直りましょう。1つ引っかかると、なかなか先に進めませんし、かえって集中力の低下を招いてしまいます。「時には割り切って捨てること」これが意外と大事です。もちろん全てそれではいけませんが。過度に集中するのも要注意です。集中し過ぎると視野が狭くなり、問題の全体像が入ってこなくなってしまいます。自分がどんどん画面に張り付いているなと感じたら、一度イスにしっかり座り直してリセットしましょう。また、やっていれば当然どんどん集中してしまうものですから、それを責めないこと。真剣に取り組んでいる証拠です。一度座り直すだけでも、また解きやすくなる時が多くあります。入室するタイミング(試験会場に行って受付するタイミング)も大事です。 自分がすでにreadingを始めているのに、周りがマイクテストでI live in 〇〇.と言っているのが気になる人は、あまり早く入室し過ぎない方がよいです。逆に、listeningをやっているのに、先に始めた受験者が休憩時間で退出したり、speakingに入ったりするのが嫌な人は、早めに入室する方がよいです。speakingに関しては、以前はわざと遅めに入室して、ダミー問題が出た時や休憩時間、説明が流れている時間などに、他の受験者のspeakingを聞いて内容を推測したり、答えを考えておいたりしたこともあります。それが上手くいく人もいると思いますが、私にとってはこれは完全にミスでした。いざ自分が話す時に、変に先入観を持ってしまったり、また他の受験者が話していた内容が微妙に間違っていたりして、散々な結果になりました。個人的な意見としては、これはオススメしません。笑
 

[ 失敗体験談 ]

スコアが伸び悩んでいた時は、今思えばTOEFLのためにTOEFLを勉強していたのだと思います。何のためにTOEFLを勉強しているのか、その先の目的がないと、いくらやっても成長のレベルは知れています。一見そんなに重要でないように見えるところこそが、実は1番のカギです。もし仮に目的もなくスコアが出たとしても、そこで燃え尽きてしまって何のためのスコアなのかわからなくなってしまうでしょう。そんな時も私がそれほど落ち込んだりしなかったのは、周りの皆さんが前を向いて懸命に取り組んでいる環境が普通だったからだと思います。一度それが当たり前になってしまえば、あとはアクセルを踏むだけです。そして、私の最大のミスは、何と言っても受験日に寝坊したことです。なんとかタクシーに飛び乗って間に合ったのですが、そんな寝起きの状態でパフォーマンスが上がるはずがありません。まぁこんなことをされる方はまずいないと思うので書く必要がないかとは思いますが、くれぐれもお気をつけください。前日の夜にあがいても何も変わりませんので(勉強し過ぎて寝坊した訳ではなかったのですが笑)、そこは潔くテストに備えて寝ましょう。勉強会を通して、本当にたくさんの人に支えられ、エネルギーを頂いてきました。そして、自分が得たものを周りに還元することの大切さも、身に染みて感じました。私が皆さんにして頂いたように、私も誰かをポジティブにできるような存在になりたい!そう思えるようになりました。今ある環境は、思っている以上に貴重です。せっかくあるものは、どんどん使うしかありません!その環境がある間に、最大限に活用して、新しい自分、新しい世界に出会うことを楽しんでください!
 


 

 
 

ささきっち (監督者)へメッセージ

最初の印象といえば、LINEのアイコンのアンパンマンしかありません。笑 初めから謎の存在でしたが笑、それでも勉強会生のことを本当に真剣に考えてくださっていることだけは、すぐに伝わってきました。私が入会した次の週に関西勉強会にいらっしゃって、初めて実際にお会いした時には、なぜか初めて会うような感じがしませんでした。きっと、それまでにもしっかりとコミュニケーションを取ってくださっていたからでしょう。初対面の時といえば、「初めまして、〇〇です」「あ、どうも。よろしくお願いします」……と言ったやりとりが普通なのかもしれませんが、そういう会話をした覚えは全くありません。今思えば、もうしっかりと勉強会の一員として見てくださっていたのだと思います。佐々木さんには1年近くお世話になることになりましたが、1人でこんなに離れたところにいるたくさんのメンバーをマネージメントできるエネルギーには、感心させられてばかりでした。しかも、一人一人の状態や進度をいつも真剣に見極めてアドバイスしてくださっていました。これをやれ、あれをやれと指示を出すのではなく、あくまで取り組むのは私たち自身であるということを意識させてくださる役割は、まさに「監督者」そのものだと思います。私が佐々木さんから得た最も大切なことは、私が今までいわゆる「普通」だと思っていた生き方以外にも、たくさんのスタンダードがあり、「普通」に生きる必要はないんだ ということです。逆に、夢や目標があったとしても見なかったことにして、あるいは自分の夢や目標に気づくこともなく生きていくことの方が普通ではないのだということに気づきました。自分ではあまり意識していませんでしたが、佐々木さんに出会っていなかったら私の大学生活、さらには今後の生き方も全く違うものになっていたかもしれません。派遣留学に出願したことやプログラムに参加したこと、アメリカで短期間ですが一人旅をしたことなど、興味はあっても何も行動しなかったでしょうし、自分から関心のあるセミナーやイベントを探して参加するようなこともなかったでしょう。良い意味で、私の中のスタンダードが大きく変わりました。そして、これからも自分が知らない世界に踏み出していくことが、とても楽しみになりました。佐々木さんがどんな人なのか、最初からよくわかりませんでしたが、今でも私にはとらえきれません(もちろんこれだけ長くお世話になっていたらだいぶんわかってきましたが)笑。 というよりも、どんな人なのか全て捉えようとすること自体が、意味がないような気がしてきました。そんな風に他人が簡単に予測できるような生き方を、佐々木さんはされていないと思うからです。いつお会いしても、どんなに過密スケジュールの中でも、佐々木さんがエネルギーに満ち溢れているのは、きっと自分に素直に、ワクワクした気持ちを忘れずに生きていらっしゃるからでしょう。私も、何歳になっても常に上を目指し続けられるワクワクした人生を送っていきたいな と思うようになりました。TOEFLの受験日に寝坊してえらいことになったり、なぜか目標点数を引き上げて勉強会に残り続けたり、いろいろとご迷惑もおかけしましたが、そんな私でも応援してくださって、また時には叱咤激励してくださって本当にありがとうございました。佐々木さんのおかげで、自分自身から目を背けることなく、真剣に向き合うことができたと思っています。これからも、勉強会の卒業生としてふさわしく、価値を生み出し続けられる人間を目指します!
 

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