最後まで逃げなかったことが、TOEFL以上に僕にとっての財産です。

冨田ようすけ|慶應義塾大学3


【 将来の夢 】日本の教育改革に貢献する
【 TOEFLスコア 】 49 →85点
 

私のTOEFL時代

自分自身にきちんと正面から向き合えた期間でした。勉強会に参加した当初は、朝は起きれないし、何かと言い訳はするしでとてもTOEFL勉強をするにはふさわしいとは言えませんでした。そこから朝型に生活リズムを切り替え、言い訳せずとにかく謙虚に向き合って掃除に励んでいました。勉強会では、常に直面したくない目の前の課題に対して何度も面と向かって突き合わせてくれました。この勉強会を見ていて成功するためには困難な課題に直面する必要があり、それを佐々木さんが手助けしてくださるからこそ勉強会をご卒業された方々は社会で活躍されているんだと感じています。割と簡単なように見えますが普通の友人や先生方はそんなことは言ってくれません。そうした意味でもTOEFLを通じてそのようなメッセージをキャッチできてよかったなと感じています。時にはサボりたいと思うときもありましたが、自分を復活させる人生最後の手段だと信じてここまで取り組んできました。最後まで逃げなかったことがTOEFLの点数以上に自分にとっての一番の財産です。
 
 


これからTOEFLを頑張る皆さんにメッセージ

おそらくこれを読んでいるあなたは、運よくこのWebサイトにたどり着いたのでしょう。それだけでも幸運なことです。英語学校に行こうか、独学しようか、はたまたTOEFL勉強会にメールしようか悩んでいる、そんな心境だと思います。1つ言えることはとにかく一歩踏み出して行動してほしいです。行動しなければ、あなたは知ることはないでしょう。
 
勉強会に入って学べることは、TOEFLのスコアをただ取ることだけではありません。「人として成長し、社会にどう貢献しなくてはいけないのか」そのためのツールとしてTOEFLがあると言った方が正しいのかもしれません。あなたがこの勉強会に足を踏み入れたとして、少なくとも失敗することはないでしょう。なぜなら、あなたは孤独から解放されて常にアクセルを限界まで押してくれる最高の支援者が横についてくれるのですから!
 
 

Q】初めて勉強会に参加した時はどうでしたか。

正直怪しい組織だなって思っていました。勉強会のLINEも自動回答だと思い込んでいたので勉強会の方が登場したときにはホンモノが来たってなりました。初対面にも関わらず、怪しいしWebサイトが見にくいと物凄い失礼なことを言った気がします。あの時は本当にすいません!!
 

QTOEFL勉強会を選んだ理由は何ですか?

元々、留学しようと思ってTOEFLの学校に通っていました。しかしやる気も出ず、仲間も出来ず、コロナにも感染し完全にあきらめかけていました。そんな時にインスタグラムの広告でこの勉強会を見つけ最後の賭けだと思って連絡しました。勉強会を継続できたのは主に3つの要素があると思っています。
 
1つ目が、監督者さんが猛烈に背中を押してくれることです。特にサボり癖と慎重で行動に移すまでに時間がかかる自分にとって期限を設定し、終わってなければ怒られる環境は自らの動きを加速させてくれました。
 
2つ目が、仲間の存在です。大学に進学して以降はそれぞれの目標が多様であることから1人で勉強していくものだと思っていましたが、それでは長続きしません。自分は、周りに引っ張られて勉強するタイプだと思っていたので、この勉強会での他のメンバーのMIXIと自分の勉強時間を比べながらより長時間勉強するために自分を追い込めたと思っています。
 
3つ目が勉強の計画をデザインしてくださったことです。特に私は2月以降、周りの人との連絡を控えて勉強に集中していたため、意識が内向的になる危険性がありました。そんなときに勉強する環境を提供してくださいました。
 
休み時間は雑談をし、勉強するときはするという習慣を作れたことで「人と話をしないと死んでしまう、孤独が嫌いな自分」が余計なことを考えずに勉強に専念することが出来ました。この感覚は、自身の高校受験の頃に似ていてあまり1人では苦で全く勉強が手に付かなった自分にとって塾に行くことが楽しみとなり、日々高いトーンで取り組めたと思っています。
 

Q】スコア達成達成した直後の様子、教えて下さい

朝起きて半分寝起きのままスコアを確認しました。正直スピーキングに手ごたえを感じていなかったので、まあ出ていないだろうという気持ちと佐々木さんに「もうスコア出るよ」と言われ出るかもしれないけど、あんまり望みすぎるのもよくないなと2つの感情が混じりながらスコアを確認しました。結果をみて「よっしゃー!」という気持ちよりも先にようやくひと段落つけると思って「ホッ」としました。勉強会に入る前から数えると合計で17か月弱とにかく長かったなという感じです。そして佐々木さんをはじめ、勉強会の皆さんにも報告をし、ようやく実感が湧いてきました。
 

Q】今だから言える「凹んでいた過去のあの時の自分」に声をかけるとしたら、何と声をかけますか。

人生は、行き当たりばったりのように見えて実は行き当たりばっちりです。とにかく一歩踏み出してみることをおすすめします。人生はなるようにしかなりません。人の出会いを大切にしてほしいと思います。
 

Q】勉強会での忘れられない言葉

正直色んな言葉を佐々木さんからメッセージとして流していただいたと思っています。その多くは手帳にメモしていますが、この記録こそが自分が今後生きていくうえで大きな財産だと思っています。中でも「なぜ勉強するのか、誰のために勉強するのか」は忘れられない言葉の1つです。
 
学校で勉強しているとついテストや成績のためにと思ってしまいがちですが、学問は世の中を科学するためにあります。だからこそ自然科学と社会科学の分類があり、既存の理論を使って世の中の不確かなことを明らかにし、そのために研究機関としての大学が存在しています。このように言われてから、なぜ大学には卒論があり、高校には探究学習があるのか納得し、大学の勉強にも一段と集中して取り組めるようになったと感じています。
 
また「世のために学問をしなさい」と佐々木さんは事あるごとにおっしゃっています。自分が学ぶことは自分を高めるだけでなく、その先の未来で出会う誰かの人生にインパクトを与えることができることを佐々木さんは自らのTOEFLの学習と留学経験、その後の勉強会の繋がりをもって示してくれています。自分がTOEFLの勉強のモチベーションが上がらないときにこの言葉を思い出し、奮起させていました。
 

Q】大切な10年後の自分にメッセージ

10年後となるともう30代に突入している訳ですが、夢や目標はありますか?周りに流されて普通の生活を送っていないですか?これまでの自分なら情報だけ集めて行動できていないでしょう。でもこの勉強会での経験を思い出してみてください。あなたは、自分1人の力では物事を成し遂げられないことをTOEFLの戦いを通して痛いほど分かっているはずです。だからこそ人と同じように生きるくらいなら佐々木さんでも誰でもいいからとにかく人を頼って行動を加速させてください。どんな夢でもいいと思いますが佐々木さんに言われたように夢を語るならその責任をきちんと全うしてください。きっといい結果が待っていますよ!
 
 
 

TOEFL勉強法

【 冨田 陽介|慶應義塾大学3年 】
【 将来の夢 】日本の教育改革に貢献する
【 目標達成までの期間】 2022年11月 ~ 2023年6月
【 平日の学習時間】 8.5時間
【 休みの学習時間】 9.5時間
【 一番勉強した時間】 11時間
【 今までの最小スコア 】 49点
【 目標達成/最高スコア 】 85点
【 過去のスコア変遷 】
( 2022/03/07 ) R19, L12, S00, W18, total 049 模擬テスト
( 2023/01/08 ) R18, L19, S16, W20, total 073 模擬テスト
( 2023/03/25 ) R18, L13, S17, W22, total 070 本試験
( 2023/04/30 ) R19, L21, S21, W22, total 083 模擬テスト
( 2023/06/24 ) R25, L19, S18, W23, total 085 本試験
 

[ ヴォキャブラリー ]

単語は、TOEFLの中でも最も重要な要素です。3800の単語帳のみならず、リーディング・リスニングなどで出てくる自らの知らない全ての単語を網羅する必要があります。そのうえで大事になってくることは自らが知らないことに謙虚になって1つ1つの意味を調べ、イメージが湧かないときは写真やWikipediaで背景知識をいれることです。写真や知識を入れることで単語を思い出すときに文字と一緒に映像が浮かんでくるようになります。勉強会では単語テスト100点を取るように課されますが、そのくらい完璧にしないとTOEFLはキツイよという監督者からのメッセージだと思っているので、折れずに根気よく取り組むことをおすすめします!
 

[ リーディング ] 18 →25

1番時間を割き1番苦労したセッションだと思っています。特にTOEFLでは大学受験レバルの幅広い教養が受験者に求められています。もちろん本文をSVOCに分けて修飾・被修飾関係を確認することも大切にはなりますが、本文のテーマについて知識を入れることが最も大事です。例えばサンゴ礁の破壊、ワニの生態系、家畜の歴史などです。私は、演習した後、
 
1. 本文の文章構造を分析
2. 知らない単語(知っている単語でも前置詞や副詞がついて意味が変わるものも含む)を調べノートに書きだす
3. 更に日本語でも意味が分からない単語はネットで調べる&MIXIに写真付きでアップ
4. 本文の各段落の要点を空白にまとめる
5. 音読
 
以上のような手順を踏んで進めていました。特に教養を入れることはリーディングのみならず、リスニング・スピーキング・ライティングでも似たようなトピックが出題されるのでやっておいて損はありません。逆にこの作業を甘く見て文字だけで勉強しているといつまでたっても全体的なスコアの上昇につながらないことは断言できます。
 

[ リスニング ] 12→21

リスニングにおいて大事なことは単語単体の発音と実際の音声のギャップを埋めていくことです。そのために
 
1.リスニング600の音源を聞き問題に回答
2.音源のディクテーション
3.単語やフレーズの意味を調べる
4.すらすら音声のペースで言えるまでシャドーイング
 
以上のような手順で学習を進めていました。あとはとにかく時間をかけることです。聞く回数を重ねていくことで日本語を挟まず、流れてくる音声を理解できるようになると感じています。また本試験では、キャンパスライフやアカデミックな話題が出題されるのでリーディングの学習法において触れた背景知識とそれにまつわる単語を覚えることが必要です。少し知っているだけでもトピックに対して抵抗がなくなり、ラクに聞けるようになります。とはいえ正直なところ21点取れてもまだまだ完璧に聞き取れているとは言えません。自分の今後の更なる勉強の課題としていきたいところです。
 

[ スピーキング ] 0 →21

スピーキング力を上げていくためには、文法や表現のミスを恐れずに英語を話す機会を作っていくことが必要になります。主にDMM英会話と勉強会でお世話になっているルビーさんの英会話を併用しながら学習を進めていました。ここでも大事になってくるのは幅広い分野に関する単語を知っているか否かです。
 
DMMでは、ディスカッション形式で講師の先生と分野を問わず幅広い話題に対して自分の意見を述べる練習を125分から50分ほど毎日欠かさずやっていました。特にオンラインでの個人レッスンなのでミスを恐れずどんどん話せる環境だったのが良かったのだと思います。ルビーさんの英会話では、細かな表現や小さいミスを指摘していただいていました。TOEFLの本試験においては大まかなテンプレートを決めておき問題に合わせてアレンジしていくと慌てなくて済みます。自分は結論を先に述べてそれにまつわる理由や根拠を順番に説明していくことを意識していました。
 

[ ライティング ] 18 →23

ライティングにおいては、構造と文字数が重要になってくると思います。
Integrated taskでは、大まかなテンプレートを暗記し、パッセージと音声で流れてきた情報を当てはめていく形をとっていました。特に最低150wordsですが高得点を狙うのであれば250wordsから300wordsを目安に書けるとベストです。とにかく質よりも量を優先して書き進めていました。
 
Independent taskでは、佐々木さんから与えられたトピック一覧表を基に順を追って30分計測して演習し、添削をもらっていました。ここで大事なのは、制限時間内に書き終えるということです。時間をかければ誰だってある程度のエッセイは書けます。いかに限られた時間で質を高められるかがライティングを攻略していく鍵です。ここでも文字数は400wordsを越えることを意識するとGoodです。
 

[ 試験一週間前/また前日のスケジュール等 ]

試験の1週間前は特に変わらずいつものスケジュールを崩さずに勉強していました。ただ試験の前日は、自らの部屋を掃除し、気持ちを落ち着かせていました。佐々木さんが普段からおっしゃっているように、身近な物体を扱えない人は高度な問題には向き合えません。客観的にみると馬鹿げていると思う人もいるでしょう。ですが騙されたと思って勉強をスタートする前に身の回りを綺麗にしてみてください。きっと良いことが待っていますよ!
 

[ 試験中 ]

試験中は、集中力が何度も切れそうになりました。その時は楽観的に考えて気持ちを落ち着かせていました。知らない学問分野のリーディングやリスニングは心が折れそうになったときもありました。本試験では分からない問題に注意を残さないことも重要です。切り替えを意識してなんとか次の問題に向き合っていました。特に会場受験では、周りの雑音に意識が向いてしまうこともあるでしょう。そうならないためにもカフェやマックなどで学習し、周りの雑音に慣れる機会も大事です。
 

[ 失敗体験談 ]

学習面での失敗は、自分が知らないということに謙虚になるまで時間がかかったことと自宅に籠って学習していたことです。実は、この世の中には知っているようで知ったかぶりをしていることが意外とたくさんあります。TOEFLの単語に限らず、知らないことをきちんと知らないと言えることが単語に向き合う前の第一歩です。自分の場合は、大まかに意味が分かる単語の意味を調べずに大雑把な日本語訳をあてはめていたのでリーディングの点数がなかなか上がらなかったんだと思っています。学習場所については、つい移動時間や勉強の効率を考えて自宅に留まりがちになりますが、それでは継続的な学習は難しいでしょう。
 
自分は、高校時代に簿記の勉強を集中して自宅で学習していてこの罠にハマってしまったので佐々木さんの指示は身に染みて感じていました。短期的な目線にとらわれず、長期的に見て持続可能なのかどうかをTOEFLの学習では考えていく必要があります。勉強会での失敗は、監督者とのコミュニケーションの仕方でしょう。日本で教育を受けているとつい受動的になりがちですが、自らの学習計画は進捗状況についてきちんと把握してアドバイスを受けるべきでした。勉強会では、TOEFLの学習だけでなく対人コミュニケーションという点でも大きく学べることがあったと感じています。
 

TOEFL支援者へ:

まずはここまで大変お世話になりました。私にとって佐々木さんは、高校受験でお世話になった恩師とどこか似ているところがあり、参加し始めた直後から勝手に親近感をもっていました。高校に入学して以降、特に目標もなく学校の成績だけキープしていた自分にとって、もう一回高校受験の塾の先生の下で勉強できたらと思うことが何度もありました。当然、そんなことは現実的に出来ないわけですが、数年してこのような方にお会いできたことをうれしく思うと共に、ここで上手くいかなければ、次はないということも見えていました。だからこそ必死に話を聞き、目の前のことに集中して取り組んできました。
 
ただTOEFLで点数を取るだけでなく、物事を成功させる過程や人としてどのように生きて社会に貢献していくのかなどを教えていただけたことは大きな財産です。自分自身は、TOEFLの勉強をしていく中で内閣府の留学プログラムの紹介もしていただき、並行して取り組んできました。当然、普通の英語学校だったらあり得ないことですし、それに参加されたOBの方とも繋いで壁打ちまで設定してくださいました。
 
佐々木さんのおかげでまさかのTOEFLよりも先に留学が決まるとは思ってなかったし、ちょっとこの組織は本当におかしい?夢がかなっていくということを内閣府の合格を頂いてから思い始めていました。そして11月に品川のマックでお会いし、勉強会での生活がスタートしたところからは、想定も出来なかったところまで連れてきていただいたと感じています。きっと佐々木さんに拾われていなければ、留学も諦め、パスポートも作ることなく、大学を卒業し、普通に就職していただけだと思います。ここまで佐々木イズムを教えていただいたからには、やりたいことを夢物語で終わらせずに責任をもって実現し、社会に貢献できるように頑張ります。ここからが次のスタートにはなりますが、この勉強会で学んだことを周りに還元しながらこれからも精進していきます。今後ともよろしくお願いいたします。
 
 
 

最後にメッセージ:

勉強会の皆さま本当にありがとうございました。ここまで到達するのに多くの方とお会いし、皆さまのやる気に負けないようにと必死に勉強をしてきました。参加当初は、1日平均4時間しか勉強していなかった自分にとって、4月以降、1日あたり89時間の学習記録をMIXIに投稿する新メンバーの方々の動きは正直、恐ろしかったです。しかしながら、これが自分にとっては良い刺激でした。自らの怠慢さを突き付けられ、無言のプレッシャーを与えてくれました。きっとこの目まぐるしい変化がなければここまで平均して8時間近い勉強時間をキープするのは不可能だったと思います。
 
個人的に忘れられないのは、勉強会のOBの方々がいらしたときでした。佐々木さんのお話に登場した方に実際にお会いし、普通の社会人ではありえないようなキャリアを描いてこられていた話を伺い、この組織の凄さを実感しました。今でも覚えているのですが勉強会からの帰りに自らの悩みをOBさんにお話ししたときに「ここにいたら大丈夫。とにかく全部やってみなさい。」と言われたことは、とても嬉しくそこから一段勉強のギアが加速できたと思っています。長くなりましたが、皆さんがいなければ今の私はありません。改めて本当にありがとうございました!
 

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