横川あきら|TOEFL iBT 36→103点


✿ TOEFL勉強会へメッセージ ✿ ✿ ✿

まずありがとうと言いたいです。何回ありがとうと言っても感謝の気持ちを表しきれません。実は最初、仲間の存在を疑っていたんです。勉強会の先輩たちがそろって「仲間がいたから目標が達成できた」と言ってましたが、そんなわけないだろう、そんなのただのきれいごとだ!と食ってかかる自分がいました。だって勉強は一人でするものでしょ?というのが僕の考え。本当に嫌なやつですね。そんな感情もみんなと過ごす中で、いつの間にか無くなっていました。TOEFLという大きい壁に立ち向かって、本気で夢を叶えたいと思っている皆の姿を見て、心の底から支えになりたいと本気で思えました。今ここで目の前にいる仲間の支えになることができなかったら、僕は年をとっても誰の支えになることもできない、本気でそう思ったんです。「仲間がいたから、なんてきれいごとだ!」と言っていた頃の自分と比べると、嘘のように考えが変わっていました。今考えてもすごく不思議です。僕は多分、皆から見て「感情の起伏がない人だ」とか「いつもテンションが変わらない人だ」とかそんな印象があったと思います。でも僕は実はそんなストイックな人間じゃないんです。ちょっとしたことで落ち込んだり、訳の分からないことでテンションが上がったりする変な人間なんです。ただ感情を表に出すのは他の人よりも下手くそだったかもしれません。TOEFLで思うようなスコアが出なかった時もたくさん落ち込みました。でもそんな時に引っ張り上げてくれたのは、まぎれもなく皆なんです。これほど仲間の存在に感謝したことはありませんでした。本当に僕は恵まれた環境にいるんだなと嬉しくなりました。この勉強会を通じてできた仲間は、僕の一生涯の財産です。こんな僕でも慕ってくれて、尊敬してくれて、なにより仲間として認識してくれた皆を、僕は一生忘れません。本当にありがとう。
 
 

✿ わたしのTOEFL勉強会 ✿ ✿ ✿

勉強というのは、「自分と自分の孤独な闘い」なんだなと強く感じました。 仲間と一緒に勉強することも大切だと思う事はありました。 でも結局、何か自分の為に学び取る人は自分しかいないんだ、 人から何か与えられても最終的には自分で取り入れることしかできないんだ、 だったら行き詰るところ、自分を通じる他、学びを得ることはできないんだというのが僕の考えでした。 これってすごく大変なことだと思うんです。他の仕事だったら分担して仲間と一緒にこなすことはできますが、 「学ぶ」という仕事は自分にしかできない、だから全部自分でやるしかないんです。 それに気づいたとき、「学ぶ」ということが如何に孤独で辛いものかを感じることができました。
 
 
何に対しても規律を入れられるようになりました。 TOEFLの勉強でもそうだったのですが、毎日の自分に規律を入れる事ができるようになると、 自然と自分の視点は実生活に向いてきます。 僕の場合は、学校生活に規律を入れるよう考え方が変わってきました。 あと前は気づかなかったんですけど、よく観察してみると学業でも成果を収めている人は、 自分を律することがとても上手な人たちなんだと感じました。 自分が掲げた目標を達成するまでは、他の一切の介入を断ち切る強さを持っていました。あとは学ぶ事にどん欲であるということでしょうか。 それができるようになると、TOEFL以外の成果を出すのにも有効になってくると思います。
 
 
何回も何回も自分の嫌な部分と対峙して自己嫌悪になっていました。 僕が一番できなかったこと(今でもできてないかもしれません)は「邪念を振り払う」ということです。 TSGに入った頃は本当に学習に身が入らなくて困っていました。 そんな中でMESTコントロールというものを教わって、いざ自分の身の回りの整理をするときは本当に心が折れそうになりました。 人間関係やお金の問題、やらなきゃいけないこと、食べるもの、寝る時間、身の回りの環境、 すべてに目を配って整理する必要があると感じたのは、勉強会で教わった事があったからです。 でなかったら、いつまでたってももやもやした気持ちを断ち切れないでいたと思います。 自分を見つめる機会が少なかっただけではなく、今の自分を変える事に臆病になっている自分がいる、 ということにすら気づけないでいた自分は本当にちっぽけな人間だったと思います。 今でもまだまだ自分を見つめる機会は足りていないと思います。 もっと自分を磨くためにもあえて自分の嫌な事に立ち向かう必要があると思います。
 

✿ TOEFL勉強方法について ✿ ✿ ✿

[ ヴォキャブラリー(TOEFL英単語) ] 
(ヴォキャブラリー)
Vocabularyに関してはすべて3800の本の中で行っていました。 性格柄、単語帳を作るのが苦手で、作ってもどうせ使わなくなると思ったので単語帳は最初から作りませんでした。手始めはみなさんがやっているように、赤シートを使って隠しながら単語の意味を確認して行きました。 分からない単語は、横にある隙間に自分なりに分かるよう絵を書いてみたり、英英辞書で意味を調べてじっくり単語と向き合うようにしました。 はじめの段階はかなり時間をかけて単語と向き合う必要があると思います。 それを続けていると、「この単語は何ページ目の右上にあったなぁ」といった感覚に変わってくると思います。そうしたら単語帳の出番なのかもしれません。僕はそれでも引き続き3800を読んで覚えることをしていました。 Readingでもわからない単語が出てくると思うのですが、 僕はそれを紙に書いて家の壁に貼ってみたり、3800の隙間に書き込む事をしていました。 限られたスペースに覚えなきゃいけない情報がつまっている状態にしてあげると、 精神的にも楽になるかと思います。 覚えた物から家の壁に貼らなくなりました。
 
(リーディング)
比較的得意としていたセクションですが、途中から伸び悩んでいたのでそこでの打開策も含めて書きたいと思います。 はじめは270を使っていたのですが、TSGに入る前に一通り終わらせてしまっていたので、 5パッセージを30分で解くというスピードを上げる練習をしていました。 一度問題を解いたあとにする解析は、1周目と同様にじっくりしていました。 だけども勉強する時間が限られていたので、1時間で終わらせるという風に時間を決めて取り組んでました。 解析がしっかりできていると、本番のテストでも20点くらいは確実に取れる力がついてきます。 僕の場合はそこからの点数の伸びがよくなかったので、取り組み方を少し変えました。 ここでは話の流れをつかむことに重点を置いて本文を読んでいました。 代名詞はどこにかかっているのか線を引いたり、パラグラフごとに要約して隅に書いてみたりしました。 これが本番でもできるようになると(本番ではスクラッチペーパーに要約を書いてました)最後の要約問題で時間をかけなくても解けるようになります。
 
(リスニング)
リスニングに関しては非常に苦労しました。なんせ1点だったんですから。 はじめにやった事はReadingでもやっていることと同じように、スクリプトを解析する事でした。 スクリプトの訳をみて単語を調べるのはもちろん、わからない表現や構文も調べて、全部3800に書き込んでいました。 そのあとはスクリプトを見ながら音と意味をすりあわせる作業をしていました。 一度日本語の意味を頭に入れて、その情景を思い浮かべながら聞いていると、次第にその日本語の意味を頭から消してしまっても意味が分かる状態になると思います。 そのとき実際に声に出してみて、英語独特の拍の入れ方を確認していました。 それが終わると次は、文法(構文)を意識した聞き方をしなければなりません。 これが一番時間がかかるし、大変な作業です。 ここで一番キーとなるのが、構文を理解している事の他にその構文が持っているイメージという物をしっかり持っているかどうかということです。 簡単なところだと、get, take, haveのイメージは日本人が比較的イメージしにくい単語として挙げられています。 これら構文が持っている素のイメージをどのくらい意識できるかによって、構文を意識した聞き方をしても得られる成果が変わってきます。 この「イメージを持って聞く」という事の他に大事な事が「英文の展開を期待しながら待つ」ということです。 これはKHシステムにも同じ事が書いてあるので、本を持っている人はそれを読むといいかと思います。 例え、"they feel it is impossible to obey the rule" という英文があったとします。 このスクリプトを聞く時の心の持ち方として "they feel" と話者が言ったときには、「彼らは何を感じたんだろう?」とその先の展開を期待している状態にまでもっていき、 "it is impossible to" と説明が入ったときは「何をするのが不可能なんだろう?」というイメージを持てるようにします。 この訓練をする事で、頭から聞いてもすっきりと英文を理解する事ができるようになると思います。 ちょっと長くなりましたが、結構苦労したセクションなので詳しく勉強方法を書いてみました。
 
(スピーキング)
全セクションで一番点数が低いのですが、自分としては比較的得意としている分野です。 普段はグリーン先生のレッスンで、論理的に話を組み立てる事を中心に練習していました。 ですがそのレッスンも週1回なので、家での自己学習が不可欠です。 家では実はそんなに力を入れて練習していなかったのですが、 まずはじめにしていたのは、サンプルアンサーを暗記して時間内で言えるようにするという事でした。 それを繰り返していると、自分が得意とする表現と、苦手とする表現が出てくると思います。 得意とする表現は本番でも使えるので、substitutionという文章内の単語を入れ替えて新しく文章をつくる練習をしました。 それが終わったあとはICレコーダーで自分の声を記録して、どこがいけなかったかチェックすることをしていました。 それでもやはり本番では、「あー」とか「うー」とか言ってしまうんです。 練習が少ない事もあるのですが、結局言う事はほとんど変わらないのでテンプレートを作ってしまおうと思っていた中で、 いっちーさんが作ったスピーキング大作戦というものががある事を知りました。 このテンプレートにはかなり助けられたと思います。 これもそうですが、自分なりにテンプレートを作ってみるという事が最終段階の練習だと思います。
 
(ライティング)
本当に採点の仕組みが分からない、ミステリアスなセクションです。 僕は最初の頃からサンプルアンサーを解析する事を中心に練習していました。 実際にサンプルアンサーを見ながら、タイピングしてみて、 どのくらい書いたらこのくだりを述べないといけないということをはっきりさせていました。 本番でいちばんミソとなるのが、どのくらいアウトラインを明確に欠けるかという事だと思います。 いきなり書き出す人も中にはいますが、はじめ3分から5分くらいでアウトラインを日本語でもいいから作っておく必要があると思います。 これは普段から練習していないとできないと思うので、mixiのライティングトピックからお題を抜き出してアウトラインだけでも作る練習をしていました。 思えばこの練習が一番長かったと思います。

✿ ささきっち (佐々木和寛)へメッセージ ✿ ✿ ✿

ささきさんの正体は実は今でもよく分かっていません。 こんなに見ず知らずの人が集まっているのに、 「みんなは光る原石だから」 とおだてて、 「こんなんじゃ夢消えるよ、自分」 と蹴落として、 挙句の果てには 「夢に携わっていたい」 の一言だけでこの活動を続けているささきさんは、 正直言って僕には理解できません。(もちろんいい意味ですよ!ささきさん) でもそんなささきさんの姿が、夢の大きさを物語っていると思います。 こんなに自分のやっていることに自信を持っている日本人を僕は今まで見た事はないし、 こんな人がいるんだというのを思ったことすらありませんでした。 それだけに、ささきさんに惹かれる部分は大きかったです。 「この人についていったら、きっと自分は何か変わるだろうな」 そう思ったのがこの勉強会を続けるきっかけでもありました。 TOEFLを終えた今、それは間違いじゃなかったなと胸を張って言えます。 本当にささきさんについていってよかったし、 人間として大きく成長するきっかけを与えてくれたささきさんに本当に感謝しています。 今ささきさんが進んでいる道は、皆を幸せに出来る道だと思っています。 だからこれからもささきさんが持っている信念を曲げずに頑張ってほしいです。

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